and-life-03’s diary

”自分らしく”ということで、その日の記録や備忘録。自分の思考整理に。

10歳の男の子の旺盛な好奇心と、散乱銃 ~思考の断捨離vol.1

性分

 

なのか、熱しやすく冷めやすい。

 

スイッチが入ったときは、反対意見多数でも

多少は致し方ないとばかり振り切る。

 

その途中、あれやこれや軌道修正され更に走る。
結果、やっぱり走ってよかったということに自分は収まる。

 

ところが、ある日突然、興味も湧かなくなり

触れなくなる
視界にも入らなくなる。
放置。。。

 

この性分をどうにかしたいと思っていたり、もう少しでも根気や継続力と
いうようなものがありさえすればと思うことも多い。

 

気が向かなくなると、途端にダメなのだ。

それを良しとされることもあるけれど、当の本人は良いわけがないと思っている。

まさかの本人が全否定している。

 

ただ、好奇心は少なくない方なので、わりと移り先に困ることは無い。


困るのは、スイッチがオフになったとき。
それなのに、やらなくてはいけないとき。
どうにも腰を上げられないとき。

だ。

 

立ち上がれば、走れば、やれば強い自分だと
信じて疑っていない。

 

が、

倒れると厄介なのだ。
何を見ても心が動かない。

 

SNSなどの「やる気のない時に読む名言」とか、
「響く名言」的なものを見ても、反応なし。

 

とはいえ、機械的に体が動くものはこなしているので、仕事に支障はない。

 

ただ、これも周囲には至って普段通りに見えるため厄介なところがある。

 

要は、本人の状態とは裏腹に周囲には異変が察知されないので、
心配されないし普段通りに接されるほど、スイッチがOFFであることを

より一層言えなくなる性分でもある。

 

神経質ではないが、過敏で
耳と目からの情報に特に過敏だ。

 

人が黙っていても情報を読み取ってしまう。

 

そう、私はHSP。

 

洞察力が長けていることは中学生の頃あたりから自覚していた。

 

どこか人の分からない部分に感づいたりしてしまう。

 

放っている言葉や雰囲気の違和感に敏感で、嘘を見抜くのにも長けていた。
だから、「自分が人の嘘を分かるくらいだから、
出来るだけ自分は嘘をつかないようにしよう」と思っていた。

 

年齢を重ねるごとに洞察力も磨きをかけて、

次に相手が言いそうなことを2手先までくらいはほぼ読める。


場合によっては、次に注文するであろうメニューも分かったりする。

 

でも、だからこど先に言わないように意識している。

 

HSPという言葉を聞くようになって数年ほどかな。


きっと自分はこれだと思いつつも、確信はなかった。

その言葉を聞くずっと前から、自分は何かの精神的な病か

それに近いものを持っている自覚があったし、ある面での記憶力も相当良いので

何だろう?なんの症状なんだろう?と

自分は何病?というループに悩まされたこともあった。


正式にHSPだと言われたとき、ほっとしたんだよな。

ああ、やっぱりかって。

 

HSPの特徴といわれるものほとんどあてはまる。

 

ということは、自分と同じような感覚で世界が見える人たちって

居たんだ!!

と、ちょっとだけ救われた気がした。

 

親し人くて気兼ねなく話せると自分が呼べる存在は多くない。

親しくなりたい人はいるけれど、これ以上近づくと

読めてしまう。

見えてしまう。

感づいてしまう。

 

これが嫌というか、自分の場合はこの”感づき”をボーダーラインにしているから、

読めない距離

見えない距離

感づかない距離

を保ちたい。

それでも感づくから、ばれない距離感を保っている。

 

無理に近づくと消耗してしまって、相手と会う頻度が減ってしまう。

 

だから、長時間会わないで、小まめに会う。

要は会う時間の長さより、会う回数を増やした方が良さそうだと気付いた。

 

人によっては、不憫だと思うかもしれない。

 

でも、過敏を治すことは出来ないし、鈍感な人間になりたいとも思わない。

 

皮肉のように鈍感て羨ましいと思ったことはある。

 

よくもそんな無神経でいられるなと思うこともある。

 

HSPは些細なことで消耗してしまうので疲れてやりたいことが出来なかったり、

やり切ってしまって必要以上に休養を要することもある。

 

周囲から理解されないことも少なくない。

 

口に出して表現することもあるけど、敢えて出さないことも多い。

散乱銃のように発砲することはしない。

ただ、カメラの連射機能のように次々と被写体からの情報を取得してしまう。

その情報からデータを分析、解析が始まる。

10歳の男の子のような旺盛な好奇心と、散乱銃のような内にあるものを打ち払ってしまいたいという衝動と、それをコントロールしていかに上手く使いこなすか。

という妙なテーマを密かに持っている。

 

ヒリつく自分と、コントロールして上手いことやってやろうぜっていう自分。

 

なんだかんだいって、そんな自分が好きなんだ。

 

色んな事を分析しているのが好きだし、

それ自体が自分の世界での楽しみなのかもしれない。

 

【熱しやすく 冷めやすい性分】

だけど、自分が自分との付き合いを楽しんでいるうちは

大丈夫な気がしている。